• Miki Cabatbat

No. 31 結婚に向かないのに結婚できる男たち


 義母には異父弟が2人おり、その2人とも最近50代にして離婚をすることになりました。一人は、マウイ島に住み今回2度目の離婚となります。1度目の結婚は15歳の時で、でき婚でした。法律上親の同意が必要な年齢で、義母のお母さんは反対だったのだけれども、これでサインをしなかったら、駆け落ちしていなくなってしまうのではないかという不安から、なくなく同意の署名をしたのだそうです。それから、3人の息子が生まれ、義母はよく陰ながらこっそり若くして父親になった弟に食事を与えたり、お金の支援をしてあげていたそうです。 


 この結婚は何年続いたかは不明ですが、若さゆえかお互い浮気をしたり、一度は同時に私立探偵を雇っていたこともあったらしく、結局離婚に至りました。その後この奥さんは40歳目前にして癌で亡くなっています。


 そして、その後子連れ同士で2度目の結婚をしたわけですが、前妻との2番目の息子(主人の従兄弟)は、後妻をひどく毛嫌いをしており、私たちの結婚式の時ですら、継母に我慢がならず早々に退散したほどでした。義母から時々聞く話しでは、弟は、奥さんの前夫との子供もたくさんいて、養うために一生懸命働いているけれど、自分のビジネスも大変そうだし、いつも疲れている感じがする、と言っていました。なんだかよくわからないなりにも、ぼんやり「落ち着いていない家族」という印象をもっていました。


 その中、おととし、その夫婦が1歳にならない男児を養子にして、私はものすごく驚いたのです。自分たちの家族が落ち着いてない感じがするのに、なんで養子を迎えたんだろう?と。それでも、夫婦で決めたことなわけだから、夫婦仲はいいのかな?と思っていた矢先に、今回の離婚騒動でした。原因は、奥さんの若い男性との不倫でした。 


 大もめにもめ、結局1歳半の息子を数日間面倒見て欲しいと義母は頼まれベビーシッターをしたり、さらには、お金まで貸したようなのです。その後返済するよう何度も電話をしても電話がつながらず、最終手段で、彼の職場にまで電話をしていました。 


 「今日職場に電話をしたら、弟は、テキサスに行ってるっていうのよ」と言うので、「出張に行っているの?」と尋ねたら、「そんなわけないじゃない!女に会いに行っているのよ」と返ってきたのです。状況を飲み込めずにいたら、「すごい昔に知り合った女性なのよ。出会った時は弟もまだ再婚もしてなくて、でも、その後彼女が弟に連絡とってきた時には、再婚していてね」と言うのです。こういうのを「焼け木杭に火がついた」というのでしょうか? 


 もう一人マウイ島に住む弟(義母の実弟)が、「まだ早すぎる。落ち着いたらにしろ」と忠告をしたそうなのですが、それも聞かずに、その女性に会いにテキサスにいってしまったようでした。そして、大急展開で、来年2月にその女性と結婚する予定だというから、開いた口がふさがりません。ここまでくると、アンクルもその女性と前から不倫してたのかしら?とさえ思えてきます。



 もう一人の異父弟は、アリゾナに住み、今回4度目の離婚になります。私はまだ会ったことがないアンクルなのですが、義母の話を聞く限り、「全く落ち着く気のない、常によそ見をしている男性」という印象です。いずれにせよ、どちらのアンクルも「結婚に向かない男性」だなぁと。それでも、すぐに新しいパートナーを見つけられることから、「モテ男」でもあるのかしら?とも思いました。


*注意* このコラムは、2016年11月に「日刊サン」に掲載されたものです。

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