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NO57. ご近所トラブル



皆さまのお住まいの場所で、ご近所トラブルってありますか? 私が結婚する前に住んでいた場所は、ご近所トラブルはありませんでしたが、その代わりに「世間体」を気にするエリアだったので、私が乗っていたモペッド(原チャリ)を「ご近所にみえないように隠したい」(マノア時代)と言われたり、車を買い替えた時に、「(やっとまともな)素敵な車になったのね!」(カハラ時代)と言われたり、なんてことはありました。



 現在住むエヴァビーチはそんな世間体なんてものはどうでも良くて、廃車がそのまま放置されている家もたくさん。中には、その廃車を突き抜けて木が生えている、なんていう光景も目にします。そんなエリアにある我が家は、義父がフィリピンから移民でハワイにやってきて建てた家であり、主人が子どもの頃は周り一面さとうきび畑だったと言います。この昔からの家が並ぶエリアを私は「ゲトーエヴァビーチ」と呼んでいます(笑)プリンスゴルフコースの真裏になるのですが、本当に古い家が立ち並ぶ場所なので、私は勝手に、何世代にも渡ってここに住む人たちばかりなのだろう、と嫁いだ当時は思っていました。ところが、予想に反して、人の出入りが激しいのです。これはハワイだからなのか? アメリカだからなのか?と考えてしまいます。



 我が家の右隣りの家は、以前は、「更生所」みたいな家で、軽罰で捕まった人たちが、社会にきちんと復帰できるまで面倒をみるような家でした。随分長年面倒をみる人と見られる人たちが住んでいて、我が家の前もいつも清掃してくれたりして、とってもありがたいお隣さんでした。ところが3年くらい前に突然その家の持ち主が売りに出すということで、引っ越しをしてしまったのです。今はフィリピン系の3世代の家族が住んでいます。そのお隣さんとは別になんら問題はなく、単に家の前を自分たちで清掃しなくてはいけなくなったというだけなんですけどね。



 ただ、今左隣りの家とそのお向かいの家で色々面倒が起きています。この2月から2軒同時に入居してきた家族が、いずれも3〜4台車を所有しており、ストリートパーキングのスポットの取り合いになっているのです。左隣りは、入居してきてそうそうゴミ箱をおいて場所取りをし始め、我が家も1台トラックを家の前に停めているので、そこを占拠されてしまい、義母は「あれはルール違反よ」と怒っていました。義母のすごいところは、きちんと相手に話しをつけにいくところで、一度隣家ときちんと話しをしました。すると、その翌日警察がうちの周りをパトロールにきて、赤いコーンやゴミ箱をおいて場所とりしている家に「次回これをしたら罰金」という警告の紙を残していったらしいのです。どうやら近所の誰かが通報をしたようでした。そして、そのお向かいの入居者は、車3台はゆうに入るガレージがありながら、引っ越しの荷物がそこを占領し、車を置けず、だから自分の家の前に他の人が停めないようにとイチイチ監視をする始末。その姿に私たちもイライラさせられ、義母も「あれが続くようなら、『早く荷物片付けて、ガレージに車停めるようにしなさい』って話すわ」と言っています。ここ1ヶ月は、我が家内は珍しく(?!)穏やかな日々だったのに、それに代わってご近所トラブル発生でした。トホホ・・


注* このコラムは、2019年2月に「日刊サン」に掲載されたものです。

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