• Miki Cabatbat

No.37 ザ・女ったらし!


 前回のコラムで結婚式をドタキャンしたマウイ島在住のアンクル(義母の異父弟)について書きました。あれが起こったのは3月末のことです。そして、4月中旬私は出張でラナイ島に行くことになっていて、その出発日の前日そのアンクルが、3歳の息子(養子)を一晩ベビシッターして欲しいと義母に預けにやってきました。


 すると、アンクルの隣りに見知らぬ女性がいるのです。まさか・・?!と思いつつも、とりあえず挨拶をし、私は明日からラナイ島に行くという話しになったら、「彼女はラナイ島出身なんだよ!聞きたいことあったら聞くといいよ」とアンクルに言われたのです。とりあえず、彼女は一体誰?! と頭の中で思いながら軽く会話をしてその場をやり過ごしました。


 そして、息子を置いて2人がいなくなった後、義母に「もしかしてアンクルの新しいガールフレンド?」と聞いたら、「そうなのよ」という答え。もう一体何が何だかわかりませんでした。だって、ついこの間結婚しようとした人がいたわけで、それが破談となったとはいえ、たった2週間しか経っていないのに新しい彼女がいるってどういうこと?と、聞きたいことは山ほどありましたが、なにぶんパッキングで忙しかった為問いただす間もなく(と言っても、義母もこの時は何も知らなかったとは思いますが)私はラナイ島へ次の日旅立ちました。


 1週間後帰ってきてから聞いてみると、実は、私の出発日の日にアンティ(義母の妹)の60歳の誕生日パーティーを我が家で盛大に開催し、アンクルもそれに参加するためにマウイ島から来たのでした。主人が言うには、パーティーで新しいガールフレンドは、得意のフィリピン料理パンセットを作って皆にふるまっていたそうです。義母は、「あのコロンビア人の女性と結婚するって言っていた時に、すでにあの彼女とも出会っていたのよ」と言い、「ええ?!じゃ、あのベガスに行った時、今の彼女はアンクルが結婚するつもりで行ったのを知ってたのかな? それで、もし本当にあの人と結婚していたら、一体今の彼女はどうしてたんだろう?」と聞くと、「I don’t know」との答え。私も思わず疑問に思ったことをそのまま口に出しましたが、確かにこんな質問しても義母がわかるわけがないよなと、後になって気づきました。


 それからアンクルが義母に電話してくるたびに、今の彼女の愚痴(惚気?)を言ってくるらしく、また一緒に住もうとしているのを感じ取り、「この間結婚するっていうから、高いお金払ってベガスまで払って私が行ってあげたのを忘れないでよ!」と軽率な行動を慎むようにクギをさしたようでした。


 50代後半でこの恋愛体質に、「そのエネルギーがあるのがすごい」と妙な感心をしてしまう自分がいますが、きっと今までも本命の他に常に(言い方悪いですが)予備の女性がいる生活をしてきたのだなと想像がつき、おそらくこれからも変わらないのだなと思います。これで問題が起きても自分一人で解決してくれるなら放っておきますが、今までの傾向からすると周りを巻き込む、その一番の被害者が義母なパターンが多いので、これまた義母は心休まる暇はなさそうです(苦笑)


*注意* このコラムは、2017年5月に「日刊サン」に掲載されたものです。

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