• Miki Cabatbat

No.27 買い物上手なプエルトリカン

最終更新: 2017年10月26日


 最近よくチェックしている女性芸人のブログで、Nielsenという会社が行った"文化による買い物の違い"のリサーチ結果を紹介していました。それによると、「ラテンアメリカでは、値段が第一に重要、だから、セールには弱い」とあり、これ当たってる!と思ったのです。



 義母はまさにセール大好きで、毎回買い物をする度に、買ったものを見せながら、元値と実際に買った価格がいくらだったかを事細かく教えてくれます。特に、Macy’sは彼女一番お気に入りの店で、なにぶんMacy’sカードで買い物すると7割から9割割引されることから、「こんなに安く買えたなんてすごいと思わない?」と嬉しそうに話してくれるのです。ハワイで生まれ育った義母ではありますが、やはりこれもDNAに備わった民族性なのかな、なんて思ってしまいます。また、毎月のようにパーティーがある我が家では、毎回のプレゼント代が家計に大きくひびくので、こんな安い買い物の仕方があると、とっても助かるのも事実であります。



 そういえば、主人と結婚した当初は、まさかこんなにパーティーが頻繁にあると思わず、例えば出産祝いなども、私は高級ブランドの洋服を買ってプレゼントしていたりしましたが、だんだんパーティーの回数を重ねていくうちに、ロコたちは高級品というより、良質で生活にすぐ役立つものをたくさんもらった方が喜ばれることに気づき、反対に私のような感覚は浮いているのを感じました。それよりも「毎回こんなにお金かけてられない」というのが一番の本音ですが(笑)

今ではすっかり義母のように、”そんな値段に思えない!”という掘り出し物を探すことにフォーカスするようになりました。

 

 さて、先月ちょうどトロピカルストームがハワイに接近していた頃、義母は誕生日を迎え、妹夫婦とハワイ島に旅行に行っていました。ちょうど誕生日の日には、ストームは過ぎ去り天気も回復し、キラウエア火山国立公園に行ったそうです。溶岩の流れているところも観測できてすごく感動したとのことだったのですが、面白かったのが、何十年も前に弟(故人)から「『祈りを捧げにきた』って言えばタダで入れるぞ」と言われたことを思い出し、義母と妹夫婦はその通り伝え、本当に無料で中に入ったと言うのです。 ミュージシャンでもあるアンクルは、その昔習ったハワイ語のオリ(お祈り)を思い出しながら“それらしく”祈りを捧げ、カトリック教徒である義母と妹は、そこできちんと自分の信じる神とハワイの守り神ペレに感謝の祈りを捧げたそうです。「祈祷目的の場合は、その儀式の後は、公園内を歩き回ったり、お土産売り場にも入っちゃダメなはずなんだけど、私たちは歩き回って、それでも何も言われなかったわ」と言っていました。



 ハワイの全ての国立公園は、祈祷目的の場合は無料なのだとこの話しから知り、「ハワイ独特だな〜」と驚きました。それ以上に、なんとなくハワイアンの血筋をひいたカフナたちのみが許されるような気がするものですが、そんなことお構いなしに、「私たちだって祈りにきた」と主張して行ってしまう義母たちの勇気にもっと驚き、さすがにこれは私には真似できないなぁ〜と思いました(笑)


*注意* このコラムは、2016年8月に「日刊サン」に掲載されたものです。

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